この度『BANKO archive design museum』の第8回企画展『白い茶碗-white tea bowl』展を開催することとなりました。当館では、萬古焼の常設展のほかに年に２回程、『デザイン』というキーワードのもと、<形・form> <色・color> <素材・material> <人物・person>など、毎回ひとつのテーマに沿った企画展を開催していきます。
　そして今回の、第８回企画展「白い茶碗-white tea bowl」展では、世界中で昔から作られてきた、白い碗型の器にスポットを当て、その中でも日本の茶道の「茶」に使われてきた茶碗、もしくは「茶」に使うことの出来うる見立てのきく茶碗。そして、その茶碗の中でも最も初源的な『白』に焦点を当て、尚且つ、「無地」のシンプルな白い茶碗だけを集めた企画展です。
　それに伴い、当ミュージアムの所蔵品の白い茶碗以外にも数名の専門家、有識者、アーティストやコレクターの方々に、国や形状などは限定せず、ただ、時代があって、無地の「白い茶碗」のコレクションをお借りして蔵品と合わせた約１４０点の白い茶碗を展示します。今展では、その約１４０点の白い茶碗、一点一点をより観易くする為に前期と後期の二期に分けて展示することに致しました。是非、この機会に表情豊かな白い茶碗を観に会場に足をお運び下さい。尚、会期中は各種イベントを予定しております。詳細は弊館ホームページ・Instagramをご覧下さい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　BANKO archive design museum 館長　内田鋼一

写真―渞 忠之　
デザイン―岩渕恵子

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